クラウドファンディングにおいて、支援者とのコミュニケーションは資金調達と同じくらい重要な要素です。特にコメントへの返信や支援後のメッセージは、支援者との信頼関係を築く鍵になります。
今回は、支援者対応における基本的なマナーと、実際に使えるコメント返信例・メッセージ例を紹介します。
なぜ支援者対応が重要なのか?
クラウドファンディングは単なる「売買」ではなく、応援を通じた共創のプロセスです。そのため、支援者は「ただリターンを受け取る人」ではなく、「一緒にプロジェクトを育てる仲間」として扱うべきです。
- コメントへの丁寧な返信は、他の支援者への安心感に繋がります。
- メッセージ対応が早いと信頼性・誠実さをアピールできます。
- 支援者は「自分の応援が届いている」と感じることで満足度が上がります。
コメント返信の基本マナー
クラファンページ上のコメント欄には、支援のお礼や応援メッセージが届きます。以下のような点に注意して返信しましょう。
基本マナー
- 返信はできるだけ24時間以内に返信しましょう。
- 名前やニックネームを入れて、個別対応感を出しましょう。
- 「ありがとうございます」+「どう役立つか」+「今後への期待」で構成しましょう。
コメント返信例
〇〇さん、温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。 今回のプロジェクトは〇〇を実現するために、日々一歩ずつ準備を進めております。〇〇さんのように応援してくださる方がいることで、私たちはとても心強く、勇気をもって前に進むことができています。リターンのご到着まで今しばらくお待ちいただければ幸いです。今後も進捗を丁寧にご報告いたしますので、引き続き見守っていただけますと幸いです。 今回のプロジェクトは〇〇のために全力で準備しています。〇〇さんのような応援が本当に励みになります。リターンも楽しみにお待ちくださいね!
このたびは心温まる応援コメントをお寄せいただき、誠にありがとうございます。 〇〇に共感していただけたこと、大変うれしく思います。皆さまの声が私たちの原動力となっています。今後もプロジェクトの進行状況や舞台裏なども発信してまいりますので、ぜひ楽しみにお待ちください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 〇〇のアイデアを評価いただき、とても嬉しいです。今後も進捗をしっかり発信していきますので、どうぞ見守ってください!
支援後の個別メッセージ対応
クラファンプラットフォームでは、支援者に対して個別メッセージを送れる機能があります。これを活用することで、支援者との距離を縮められます。
送信のタイミング
- 支援直後(自動送信メッセージを補足)
- リターン発送時
- プロジェクト終了後の御礼
【メッセージ例(支援直後)】 件名:ご支援ありがとうございます!
本文: 〇〇様 このたびは「〇〇プロジェクト」にご支援いただき、誠にありがとうございます。
皆さまの応援のおかげで、実現に向けて一歩一歩進んでおります。
リターンの発送は◯月上旬を予定しております。
改めてご案内いたしますので、楽しみにお待ちくださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 〇〇〇〇(起案者名)
【メッセージ例(リターン発送時)】 件名:リターン発送のご案内
本文: 〇〇様 お世話になっております。「〇〇プロジェクト」起案者の〇〇です。
本日、ご支援いただいたリターンを発送いたしました。お届けまで数日お待ちいただけますと幸いです。
万が一、不着や破損がございましたら遠慮なくご連絡ください。
引き続きプロジェクトの進捗はSNS・活動報告でお伝えしてまいります。
今後ともよろしくお願いいたします!
対応が遅れてしまったときのフォロー文例
ご返信が遅くなり大変申し訳ありません。 いただいた応援メッセージ、しっかり読ませていただいておりました。本当にありがとうございます!
今後はできるだけ早くお返事できるよう努めてまいります。
まとめ
クラファンにおける支援者対応は、「プロジェクトの印象」を大きく左右する要素です。顔の見えないやりとりだからこそ、丁寧で心のこもった対応が評価されます。
時間がかかっても、ひとつひとつ丁寧に返すことが、信頼とリピートにつながります。特に今後また新しいプロジェクトを行う予定がある方は、支援者との関係性を築くことが何よりの資産になりますので注意しましょう。